IB生の「生の情報」IB経験しての後輩へのアドバイス
II. 「IB生のための大学受験」
2)海外大学出願
C)カナダ大学 出願プロセスカナダの大学の出願は主にインターネットを利用して出願します。大学ホームページから出願できるところがほとんどですが、オンタリオ州にある大学はOUAC (Ontario University Application Centre) というサイトを利用しますのでご注意ください。OUAC はオンタリオ州の複数の大学に一括出願できる便利なシステムです。
大学に直接出願する場合
出願したい大学のウェブサイトに行き、「出願する」というページをクリックします。
オンライン出願なので、ID,パスワードの管理はしっかりと行いましょう。また、連絡用のメールアドレスは、出願用にまじめなものを作成しましょう。登録を終了する際に、
- Username
- パスワード
まず、個人情報と志望する学部情報などを入力しますが、大学によっては小論文(エッセイ)も求められるので準備が必要です。(例:UBC)。小論文を必要としない大学も多数ありますので(Carleton University, University of Victoriaなど)、あらかじめ出来る限り調べておくと楽でしょう。ウェブサイトに入力し終えたら、出願費用を支払います。支払いはクレジットカードで簡単に行うことが出来ます。
必要な書類(TOEFL Score, IB Diploma Scoreなど)はあらかじめ送っておきます。TOEFL Scoreは、直接TOEFL から大学に結果通知されるように手配しておく必要があります。IB Diploma Scoreについては、大学によっては最終結果が出る前は、見込み点を各自がアップロードすることを許可し、最終の正式結果は、IBから送信されるように前もって手配する必要がありますので、そこは必ずチェックしてください。アップロードなどの場合、非公式の結果(unofficial score)という扱いになります。
OUAC application(オンタリオ州のアプリケーション)
これは、オンタリオ州の大学を複数校同時に出願できるというシステムです。まずOUACのウェブサイトへいき105F(海外生徒用)を選択します。ここでも、アカウント設定をして、Usernameパスワードを決めます。これらの情報を管理しましょう。アカウント設定に続いて、個人情報や志望校、学部を入力し、出願料を払います。
出願後、各大学から連絡が来て次に何をすればいいか指示されます。その連絡の際に各大学からIDと仮パスワードが送られるので、それを使い大学のウェブサイトから出願の後半部分を始めます。その際に小論文が必要な大学と必要ではない大学があるので注意しましょう。また、その他の必要な資料も大学に送ることを忘れずに。このシステムを使う際に注意することは、大学によってOUACに出願してから連絡が来るまでの時間が異なるということです。早い大学は三日、四日ですが、遅いところは二週間以上かかります。そのため、第1段階の出願はなるべく早く出すことをお勧めします。
注意!大学によってはWestern Union Business Solutionで払ってくださいと言われる場合がありますが、これはウェスタンユニオンで送ることなので、ページをプリントアウトして、最寄りの取扱店で支払ってください。沼津では、HISが取扱店になっています。
あとは大学から連絡が来るのを待つだけです。
出願後、出願の状況が見られるサイトを持っている大学が多いのでチェックし、メールを待ちます。
合格発表後に最終のトランスクリプト(transcript・成績:高校3年3学期までの成績を含む暁秀の成績証明書)を送らなければいけません。それまではconditional offerといわれ、仮合格の扱いです。その事については学校の先生に相談するのがよいでしょう。
また奨学金は学校によって自動で検討されるものと手続きやエッセイが必要なものがあるので、大学に問い合わせて確認してください。
カナダ大学必要な資料
- Transcript(学校の成績表)
- TOEFL Score(トーフルのスコア)
- IB score(IBのスコア)
- Portfolio
大学や学部によっては
一般的に北米大学は、中学3年からの成績証明書の提出を求めます。この間に複数の学校に通学していた場合には、それら全ての学校からの成績証明書を厳封で取り寄せて、最終卒業予定の学校から、その他の書類とあわせて送付するのがいいでしょう。